音楽には、「ドレミ」や「楽譜通りにそろえる事」以外に、自己表現する、他者とのコミュニケーションを図るという目的もあります。幼児期に大切なことは、他とのコミュニケーションをとることが楽しいと、心身ともに感じることが必要です。
音楽活動は、子どもにやらせる、教え込む、一緒にそろえる・・・と言うものではない楽しみ方があるのです。子どもから出てくる表現を大切にして、それをコミュニケーションに使う遊び方をしています。
「上手・下手」、「出来る・出来ない」の価値観ではなく、友だちの精一杯の表現、面白い表現、本音の表現を感じる心を育てることが、あたたかい心を育む一歩になると考えます。
<プログラム例> ※「 」内は曲目
【0歳~】
・「マラカスならそう」
・「マラカスコッツンコ」(大人と打ち合わせコミュニケーションを図る)
・「みんなで手を叩こう」
・「タイコをたたこう」
【1歳~】
・薄布(オーガンジー)でリラックス(床に寝て布の動きを追視・触れて遊ぶ)
【1歳半~】
・「おなかのすいたうさちゃん」(ぬいぐるみにご飯をあげるという設定で、使っていたフルーツマラカスを回収)
・「とべとべシンバル」(大人が吊り紐式シンバルを持ち一人ひとり回ってゆく)
【3歳~】
・「ぐるぐるまわそう」(円形に座ってボタンゴム鈴を持ち鳴らしたり、その他色々な歌に合わせて変形させる)
【4歳~】
・「タイコでお話」
・「カスタネットで友だち探し」
【5歳~】
・「○○ちゃんの音はどんな音」
・和音の交換
・トーンチャイムで、カウンターラインや、音のキャッチボール etc
<今月の歌>
毎月、季節の歌・童謡・わらべうた・手遊び歌を決め、古くから歌われている歌も大切に子ども達に伝えていくようにしています。子どもが覚えやすいようにクラスに張り出し、誕生日会ではペープサート等にして、見て楽しんだりもしています。
<ミニミニ ミュージック>
毎年秋に、親子で楽しめる音楽会を行っています。
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